大学入試の種類

総合型選抜とは

大学入試改革によりAO入試は総合型選抜に名称変更されました。
総合型選抜は「この大学で何を学びたいか」という学習意欲や熱意をアピールして、「学校が求めている学生像（アドミッション・ポリシー）と自分がマッチしていること」を自己PRできるかがポイントとなる選抜方式です。
適正や熱意のマッチングだけでなく、大学の教育目標や理念等の理解度も重要です。募集要項・大学案内・WEBサイト・オープンキャンパス・学校見学会などを利用し、しっかり志望校の研究をして備えましょう！

アドミッション・ポリシーとは: 大学・学部・学科が求めている学生像（学生の受け入れ方針）のことで、募集要項やWEBサイトに明記されています。
例えば、英文系では「英語への関心・英語圏文化への興味をもっている」など興味関心が問われたり、「語学力を有する」という留学経験や英語の検定等の知識・能力面の条件があったり、経営系だと「リーダーシップがある」などの適正面が必要とされたり、大学・学部・学科によって異なる人材が求められています。

総合型選抜　出願条件

総合型選抜の出願は9月以降に受付開始となり、出身高校の推薦は必要ありません。
上記したアドミッション・ポリシーとのマッチング以外にも、成績基準を設ける場合や、特定の資格・検定、経験を要する場合もあります。ほとんどの大学が専願制を採用していますが、一部併願可能な大学や既卒生でも出願可能な大学もあります。
出願の前段階にオープンキャンパスや説明会などでエントリー受付をしている大学もあるので注意！

総合型選抜　試験内容・選抜方法

総合型選抜の選考方法は書類審査・小論文・面接など大学によって様々です。
旧AO入試では書類審査や面接のみで事実上学力不問となっている場合もあったことから、文部科学省の大学入試の見直し（大学入試改革）により、各大学が実施する評価方法の活用（小論文・プレゼン・口頭試問・実技・テスト・資格や認定試験の成績など）または共通テストの活用のいずれかを必須化することが求められました。

実際の総合型選抜のパターンは？: 書類審査だけでなく、「各大学が実施する評価方法」または「共通テスト」のいずれかを活用することが必須となり、各大学は様々な選考方法を組み合わせることによって選抜を実施しています。
私立大学では書類+面接、書類+面接+学科試験、書類+小論文+面接などの書類審査と面接を組み合わせるパターンがポピュラーです。
また、模擬授業やセミナーの受講をして課題提出する「授業参加型」、出願前にエントリーして面談・面接・課題提出等をして出願許可がでたら合格内定という「事前対話型」などバラエティに富んだ選抜が行われています。
国公立大学も書類+面接+小論文を活用するパターンが多いですが、学力を測るため共通テストを課す大学が増加傾向です。

※2021年8月時点の情報を基に作成しています。
※正確な情報は、各大学の公式ホームページにてご確認ください。

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