2024年度の専門学校生の平均家賃は、前年と比べて少し増加しています。家賃帯の分布にも変化が見られ、特に4万円未満と4万円台の割合が増え、5万円台の割合が減少しています。これらの変動は、学生の家賃負担や経済的状況の変化、市場の動向を反映している可能性があります。
4万円未満および4万円台の家賃帯にシフトする学生が増えているのは、経済的な負担を軽減しようとする動きの一環かもしれません。学費や生活費が増える中で、住居費を抑えることで全体の生活コストを管理しようとする学生が増えているのでしょう。一方で、6万円台や8万円以上の家賃帯を選ぶ学生が増えているのは、より良い生活環境や利便性の高い地域に住むことを選んでいる可能性があります。

2024年度の平均通学時間は36.5分で、2023年度の33.2分から少し増えて3.3分長くなっています。この増加は、通学時間が少しずつ長くなっていることを示しています。通学時間が10分未満や10分台の学生が減っています。特に、20分台の通学者が減り、2023年度の20.7%から2024年度の11.5%へとかなり減少しています。
その一方で、30分台、40分台、50分以上の通学者は増えています。特に、50分以上通学にかかる学生が11.2%から16.2%へと大きく増えています。